『世界のパワーバランス (地政学から戦争と平和を考える国際情勢と領土問題)』感想|自分の住んでいる国を知ること。小学生向けオススメ書籍

『地政学から戦争と平和を考える 国際情勢と領土問題 世界のパワーバランス』国際地政学研究所


今回紹介するのは、地政学にまつわる本です。地政学という言葉を最近よく耳にするようになり、どんなものかなと気になり読んでみました。

地政学って何?

地政学とは、地理、政治、経済、文化、歴史など様々な要素から世界情勢をみていく学問。

昨今の世界の流れを見ていると、知っておくべき学問のひとつだなと思います。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」という番組は、みなさんご存知ですか?

私はたまにこの番組を見ているのですが、世界情勢を知るにはぴったりの番組なんです。

池上さんが、番組出演者に質問を振ることが多々あるのですが、基本的な問題でも答えられない人もちらほら・・・。

私も番組を見ながら一緒になって考えたりするのですが、ちゃんと答えられないこともあるのです。

今現在のことについてならニュースを見ているから知っているけれど、その前提となる出来事についてきちんと答えられないんです。

なぜ、今の状況になっているのか、昔何があったのか。

過去からの流れを汲んで歴史をきちんと把握しおくことの重要性が、身に沁みるようになりました。

そこで地政学です。

地政学って、基本的には学生時代に社会科系の授業で学ぶことが多いかなと思います。

しかし私は授業選択で、あまり社会科系をとっていなかったので、ちゃんと勉強してみようかなと本書を読んでみることにしました。


地政学って、流通や貿易関係の仕事をしている人ならモロに実生活に関わりますし、株や投資を行っている人も、注目しておきたい学問ですよね。

小学生高学年向けの本書

この本は子供向けの書籍でした。

小学校高学年向けに書かれたもので、図なども沢山あってわかりやすいです。

最近調べ物をするときは、学生向けの本を活用することが多いので、さっくりと簡潔に理解ができる本書は、ちょうど良い感じでした。

子供向けのものは、コラムなども充実していますし、何よりわかりやすいのが好きです。

個人的などうでも良い感想なのですが、本書の監修が「国際地政学研究所」とあるのもなんか強そう。笑

学生の時を思い出しながら学び直せる

内容は義務教育で学ぶようなものだったのですが、学校で学ぶことって大人になってみると、詳しい情報が抜け落ちてしまっていたり、あやふやに覚えていたりしますよね・・・。

私も、ニュースで見るような内容は知っているけれど、世界の流れがどうしてこのようになっているのかなどは、詳しく説明できない状態でした。

この本は、そんな情報を整理するのにぴったりでした。

出版年が2023年だったので、比較的新しい情報が多く、私が小学校高学年の時に学んだものよりも、アップデートされているなとも感じました!

(何年も経っているから当たり前か!笑)

当時は中学受験のために、まめに社会情勢や時事問題などもチェックしていましたが、最近はニュースを簡単にみるくらいだったので・・。

日本が今どのような立場にあるのか、また世界がどのように動いているのか、なんとなくでも知っておくことって大事だなぁと、この本を読んでみてしみじみ感じますね。

ただ、本書は、「地政学入門でもじっくり深く学んでみたい」という人には物足りなさがあるかもしれません。

本当に、ちょろっとかじってみたいという人におすすめの本でした。

気になった方はぜひ。

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